※ 今回は写真紹介だけでなく旅行記もつけているのでかなり長い記事です。


 2017年度のリアルポケGOを振り返った記事で、私は4つの目標(妄想)を打ち立てていました。

 南国の海中でサニーゴを撮りたい
 雲海でチルタリスを撮りたい
 南極でポッチャマを撮りたい
 宇宙でデオキシスを撮りたい

 後半は本当にただの夢想ですが、サニーゴについては2018年4月の沖縄旅で撮影できました。

 そして今回は2番目の目標に向けた旅となります。


 竹田城跡へは車で行かれる方がほとんどで、徒歩で1から山を登る人の情報は貴重かもしれないので、徒歩ルートの詳細や注意点についても書いていきたいと思います。

 前記事で述べた通り竹田城跡にはポケモン撮影以前から興味があり、3年前訪れていたのですが…。

(3年前の様子)
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 うーん…雲というよりは霞かなぁ。

 こんなものかと思いましたが、ネット上での写真を見るともっとモコモコしていて、これでは雲海とは言えないようでした。

 3年前のこの日は天気は良かったのですが、しばらく雨は降っておらず湿度が足りていなかったようです。

 雲ができる原理は中学理科で習いますが、雲海も同じです。

 暖かい空気は多くの水分を保持できますが、冷たい空気は少ししか保持できないので、「湿度が高い」条件下で「急激に冷え込む」と無数の水滴を発生させ雲海を形成します。

 即ち、雲海を見るためには「晩秋1~3日前に雨が降ったよく晴れた早朝」が最適となります。それほど難しい条件ではありませんが、天気予報を見ず考えなしに行っては雲海が見られる確率は低いでしょう。


 そのため今回は天気予報を見ながら直前に宿を取る荒技を使いました。

 竹田城は知名度に反して周辺の宿が少ないので、土日の前日に宿をとるのは難しいですが、平日ならなんとか取れます。
 セミナーと被らなければ私の研究室は割と自由に休めるので。(勿論研究の進捗次第ですが)
 平日に出かけられるのは大学生の特権ですね。
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 5時に和田山の宿を立ち出発。
 シャッターを炊いたら霧のせいで心霊写真のようになりました。これは雲海が期待できそう。

 和田山駅から竹田駅は5時20分に始発があり、5時半には竹田駅に着くため、日の出には十分間に合います。
 竹田駅周辺は宿が少ないので、和田山で取るのが楽そうです。

 竹田にしろ和田山にしろ駅周辺にコンビニ等施設はないので、事前に朝ごはんや非常食は買っておきます。
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 登山口自体は小さいですが、最近の竹田城ブームのためか案内看板がそこかしこに立っており道に迷うことはありませんでした。

 11月の朝5時なので真っ暗です。懐中電灯はもちろん必須。道も険しく気温も低いので、防寒具と歩きやすい靴も必須でしょう。
 霧の中を進む関係でカッパはあった方がいいですが、ある程度水を弾く防寒着なら大丈夫そうでした。


 竹田駅から竹田城入り口までは30分かかりました。
 ただ30分というのはそこそこのハイペースですので、40~50分くらいは見た方がいいでしょう。

 私は「雲海が消えてたらどうしよう」とか「場所取りの人でいっぱいだったらどうしよう」とか考えて結構急いで登りましたが、結局ついた時はまだ暗く、杞憂に終わりました。
 
 他に徒歩ルートする人はほとんどいない上この寒さと暗さの中登るのだから、トラブルがおきた時のリスクを考えればゆっくり行くべきだったと反省しています。

 券売所で500円を払い、いざ入城。
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 眼前には見事な雲海が広がっていました。

 3年前は眼下街が見えていましたが、すっかり雲海の底に沈んでいます。

 手持ちカメラなので暗いうちの写真は微妙ですが、実際はこの明るさでもかなり壮大で美しく見えます。
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 これも写真だと微妙ですが、満月も綺麗に出ていました。

 平日の早朝なので、観光客は大学生やお年寄りが多く、三脚を立ててガチガチに撮影する人は少なかったです。そのため人が多くても雲海が観れない、撮影できないということはありませんでした。

 それでもこんなアクセスも難しい場所、しかも平日の朝に人が集まるのはなかなか凄いです。休日は大変だろうな…。


 徐々に日が昇り始め辺りが明るくなってきます。

 日の出時刻は6時半ごろですが、太陽が山に隠れる関係で7時までは日は出ませんでした。なかなか焦らされます。
竹田城雲海

 時折風が強く吹くと、このように雲海が城跡に被さってきます。とても幻想的な風景です。

 竹田城というと雲海のイメージに引っ張られますが、雲海自体は条件さえ揃えばどこでも見られます。竹田城が特別なのはこの規模の城遺構が雲海がかかるような山の上に残っていることでしょう。


 7時を過ぎてようやくお日様が顔を出します。

 寒い中日の出を待ち続けた観光客から歓声が上がります。
竹田雲海
 日の出と雲海。

 雲海が徐々に橙色に彩られていく様子が本当に美しいです。

 日の出が城跡を照らし、辺りは荘厳な景色に包まれます。
竹田城跡
 まさに圧巻。

 この記事はこの景色を見たその日の夜に書いているのですが、もはや遠い昔見た夢の世界のように思います。
 遠く見渡せば一面の雲海と島々、周囲は黄金色に輝く遺跡。まるで天空には地上とは違う文化が栄えていて、そこを旅しているような…。寒さも相まって、まさしく秘境に来た感覚でした。


 散々魅力を語ったところでポケモン撮影に移ります。

 当初はここでレックウザチルタリスを撮る予定でした。

 天空に聳え立つ遺構は、レックウザが棲む「そらのはしら」のイメージにぴったりですし、そらのはしらモチーフなら最悪雲海が出てなくても似合うだろうと考えました。

 ただ旅の直前になってレックウザのポケモンキッズを持っていないことに気づきました。
 撮影に用いているポケモンキッズはこの活動のために再収集したもので、子供の頃私が持っていたものと違うため、当時持っていたものと現在持っているものの記憶が混同してしまいました。

 チルタリスは城ではなく雲海と合わせての撮影なので、雲海が出ないとかなり微妙な写真になってしまいます。
 無事に出てくれて本当に良かったです。

 では写真を見ていきましょう。
チルタリス1
 まずは素直に雲海と合わせて。

 どうしても逆光になってしまう上、石垣には立ち入れないので置き場所が柵なのは味気ないですが悪くない写真です。

 そもそも雲海とチルタリスが一緒に映ってるだけでご飯10杯は食べられる。
チルタリス2
 城跡の入り口側を写しながら。

 せっかくなので雲海だけでなく城跡も写したいと思い撮りましたがちょっとわかりづらい。
チルタリス3−1
チルタリス3–2
 やはり城跡を写すなら出口方面が良さそう。

 雲海だけなら1枚目が良いし、城跡だけなら3枚目が良いですが、雲海と城跡のバランスを考えると4枚目が良い…悩みどころですね。

 100点とは言いませんが想定していた以上に良い感じの写真が撮れました。


 ここからは私的な話なので読み飛ばしていただいて結構です。

 前回の旅からしばらく間が空いて、研究漬けの毎日の中で「どっか旅したいな〜」と思いつつも、億劫になってしまい悶々としていました。

 大学生活行き詰まってた時と違い「研究」といういかにも意義がありそうなものが目の前にあると、旅とかポケモン撮影とか「無意義で時間も金も勿体無い」という意識がどうしても働いてしまうんです。
 (別に研究に命かけてるわけではなく、ゲームやネットサーフィンは普通にしているのですが…)

 でも結局毎回旅した後は「すごく有意義だった」と感じるんですよね。今までも旅した後になってからは無駄とか勿体無かったとか感じたことがないんです。
 後ろ向きになるのはいつも最初の一歩踏み出すところだけなんです。

 今回は直前に思い切って宿を取りましたが、そういう一歩を定期的に踏み出すことが大事だなと思いました。あまり間が空き過ぎてしまうと、踏み出す気力がどんどん萎んでしまう。

 また12月3月になれば青春18きっぷが使えるようになるし、2月の春休みには海外にまた行きたいなとも思っています。

 次の記事はフォッコと同じくついでに訪れたのであんまり拘りはありませんが、写真自体はなかなかなので、ぜひ見て行ってくださいな。