前の2記事はかなり簡潔になってしまいましたが、今回は長々と書きます。

 前回の直江津の記事を見て察しがつく人はいるかもしれませんが、今回の目的は佐渡島です。

 当然遊びに行ったわけではなく、研究対象の植物を調査しに行ったわけですが、リアルポケGOとしてもずっと行きたかった場所でした。

 ただ、今回は日帰りですし、調査に支障が出ては本末転倒なので、佐渡金山に行ったりトキを見に行ったりはできません。佐渡島は東京23区よりも広いですからね…。

 じゃあどこで撮るんだ?と考えた時、ある場所が目に止まりました。

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 それがここ沢崎海岸です。

 直江津からのフェリーは佐渡島の南西部に着きます。そこからバスで30分ほどの南西端に沢崎海岸はあります。
 ここなら時間もそれほど食わない上、同僚が研究しているアサツキやユリも見られるので寄り道には最適です。

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 佐渡はこのトビシマカンゾウという花が有名で、この沢崎にも生えているのですが、背丈が高く密生しないので、ポケモンと一緒に写真に収めるのは無理だろうと思っていました。

 ですので、海岸を彩るユリと一緒に撮ろうと考えた時、このポケモンが浮かびました。
ドレディア2
 それがドレディアです。

 進化前のチュリネから分かるように、このポケモンはチューリップ、もしくはユリ根、いずれにしろユリ科がモチーフです。
 頭にも見事にユリの花を咲かせていますね。花弁は5枚なので園芸品種っぽいですが…。

 沢崎海岸に生えるスカシユリもドレディアと同じく、オレンジ色の綺麗な花を咲かせます。

 上の写真では花が終わったユリの上にドレディアを乗せて、他のユリと一緒に咲いているように撮ってみました。よく馴染んでいます。

 ユリだけでなく、アサツキのピンク、キリンソウの黄色、ハマボッスの白色が写真を彩ってくれています。
ドレディア1
 こちらの写真ではユリにフォーカスせず、花畑を写すように撮っています。

 賑やかですが、やはりドレディアはユリと合わせたいので1枚目を採用します。2枚目だと岩場が写ってないので、海岸っぽさが皆無なのもいただけないです。


 私の写真をよく見てくださる方はお気づきかもしれませんが、ドレディアを撮るのは二度目で、3年前長崎県のグラバー園で撮影しています。

 その写真もとっても綺麗に撮れたのですが、グラバー園とドレディアに何の関係もない上、花壇で撮るというマナーの悪い撮影だったので、個人的にモヤモヤが拭えない写真でした。

 1箇所に1ポケモンの原則でやっているので、この場所でドレディアを撮れば前の写真はお蔵入りとなります。勿体ない気もしましたが、前の写真に匹敵する美しい写真、それにドレディアにぴったりな写真が撮れたので満足しています。


 写真については以上ですが、最後に雑談を。

 今回佐渡で見たかった植物はこの海岸にあるような華やかな植物でなく、佐渡の里山に生える地味な植物です。
 佐渡島の内陸部に移動し、田んぼと林の中を必死で探したのですが見つからず、研究としては手ぶらで帰ることになってしまいました。

 帰りのフェリーではかなり萎えていましたが、ポケモン撮影には成功したおかげで、気持ちを持ち直すことができました。
 佐渡で見れなかった反動か、道中の調査地点では尽く見つかったのですが、ドレディアを撮影せずにいたら、萎えて真っ直ぐ新幹線で帰っていたかもしれません。

 逆に前記事の直江津にニャース撮影のためだけに行っていたら、それで工事中だったら相当ショックだったでしょうが、今回は調査のついでだったので特に落ち込みませんでした。


 畢竟私が言いたいのは「ついで」って大事だなということです。
 もちろん「ついで」が本来の目的を圧迫するようなら本末転倒ですが、そうならない程度の「ついで」を持っておくと失敗のリスクを軽減できます。

 話を広げれば人生だって同じで、本業でやりたいことができなくても、趣味を楽しめれば心の支えとなります。そして心の支えがあれば、本業で失敗しても立ち直る気力を持ち続けられるかもしれません。

 そういう意味でも、今後研究や仕事が忙しくなってもポケモン撮影を長く続けていきたいなと思いました。

 私の研究している植物はもうシーズンが終わるので、またしばらくポケモン撮影はできないと思います。夏にコロナが完全収束すれば別ですが…それも難しそうですし。
 それでもこの撮影活動を止めることはないので、ふと思い出した時にでもブログやTwitterを覗いてくださると幸いです。